春は子猫を動物病院に連れてくる方が増える季節です。
今回は子猫を拾った際の注意点についていくつか書いていきます。
まずは部屋を作って保温する
離乳前の子猫は自分で体温を調節する能力が低いため、低体温症を起こしやすくなっています。
母猫がいる場合はお母さんのお腹に潜り込んで暖を取っているので、それに近い環境を作ってあげましょう
段ボール

手軽に用意できるものとして段ボールがよく利用されます。
汚れてもすぐに代わりを用意でき、ある程度の保温性と通気性があるため急ぎで用意する際は利用して下さい。
段ボール選びのコツとしては
- 汚れておらず、清潔で丈夫であること
- 仔猫が自力で外に出られない高さがあること
- あまり広すぎず、狭すぎないこと
といったところでしょうか。
その他に衣装ケースや猫用のキャリーケースなどがよく使われます。
保温する

まずは用意した段ボールなどのお部屋にタオルをいれて子猫がタオルに潜り込めるようにして下さい。
タオルの下ににペットシーツなどを敷いておくとお世話が少し楽になるかもしれません。
次に暖める道具を用意します
- お湯をいれてタオルなどを巻いたペットボトル(湯たんぽ)
- ペット用ヒーター
- ホッカイロ
などがよく使われます。
保温器具が直接当たると低温やけどを起こすこともあるため、子猫を温めるというよりはお部屋を暖めてあげる意識で用意しましょう。
自宅で管理する際はペットヒーターが便利ですが、移動する際には湯たんぽなどを用意しておきましょう
春から夏にかけては気温も高くなっていますが、冬は気温が低く低体温に陥りやすいためしっかり暖めましょう。
以上で環境づくりは終了です。
次回その2は食事と哺乳についてです。


